今日もBABYMETALのネタじゃありません。
※次はロブとのコラボネタ書く予定!

終わってみれば大方の予想通り、小池百合子の勝利。自民分裂とか野党推薦で知名度だけは抜群の鳥越氏を物ともせず、ブッチギリの圧勝でしたね。この人は世の流れ、民意を汲み取る能力が抜群なんだと思う。女性ならではの力任せな言動に頼らぬしなやかさがある。これは男には無い大きな武器。既得権者との戦いは相当大変だと思うが、その武器を最大限に活用していただきたい。
増田寛也は空気の読めない自民党都議連のおかげで割を食った格好でしたね。ていうか保守を掲げている筈の自民党が、外国人地方参政権賛成な人を擁立する、というのがまず筋が通ってないですけどね。小池百合子と比べれば知名度も存在感も薄いし。
都知事時代はオイラも一定のリスペクトをしていた石原慎太郎も、結局は都議連とベッタリだったわけだ。デキの悪い息子を擁護し、対立候補を厚化粧のババァ呼ばわりして、晩節を汚しました。まさに老害。皆で小池氏の悪口を言えば言うほど民心が離れ自滅した、ということ。バカですね。おまけに政府からも素早く梯子を外される始末。都議連死亡遊戯ですな。
その点、安倍首相はそのあたり冷静でしたね。増田陣営と距離を置き戦況観察。小池は民衆の好感度が高いし政策も近い。敵対する理由が無い。まわりが見えてます。ゲリゾーと揶揄されていた頃の経験が様々な場面で活きているんでしょう。周囲のブレーンも優秀なんでしょうね。
鳥越俊太郎は抜群の知名度とこれまでに築いたイメージ、そして強力なメディアのバックアップで134万票を得たけれども、所詮は野党の皆で担がれただけの超軽量な神輿。中身なんて何も無い。付け焼刃の政策案は筋が通っておらず全く説得力無し。だからロクな演説、討論ができない。そういう姿を大多数の民衆が見定めた訳だ。そもそも都知事になる資格も器も無かったということ。女性スキャンダルなんか、実際にはほとんど関係無いでしょう。
そういえば1分で森進一にマイクを渡した例の演説では、支援するおばちゃんが「それでも投票はしましょうよ~」などと言っていたが、「てめぇの歪んだイデオロギーでこんなの推すんじゃねーよ!」と思いました。掲げる政策とか人間性なんて、これっぽっちも見てないわけですよ。都民どころか日本国民みんなが迷惑!
ちなみに鳥越を擁立した野党の面々。相変わらずこいつらも空気が読めてないですね。反自民さえやっていれば民心を掴めると思っているのだろうか。特に民進党。口ばっかりで筋の通らぬ理屈を並べ立てる姿。代わり映えしない人事。政治に興味無い人でも「こいつら信用できない」と思うわ。党が割れるなり自民の左派と合流でもしない限り、今後も引き続き何やっても浮上できないでしょうな。
4位は上杉隆。この人、以前は結構メディアに出てたのに、それでもたったの18万票。もう少し得票できると思っていました。それなりの知名度はあるので、メディアに取り上げてもらえると思ったら、完全に泡沫候補扱いの酷い待遇・・・。これ本人も想定外だったのではないだろうか。主要3候補になる・ならないで、こんな結果になっちゃうんだぁと思いました。後ろ盾が無いってのは辛いものなのですね。
5位は桜井誠。初出陣にして最後とは本人の弁。あのマック赤坂のダブルスコアとなる11万票以上を獲得。個人的にはもう少し得票してもらいたかったが、メディアから何から全てを敵に回すような不器用な立ち回りをしている限り、こんなもんだろうなと思う。
彼の主張そのものは全部正論だと思う。だけどあの力任せオンリーの言動じゃあダメだ。いくら正論でも今の時代、極右のレイシストと受け取られても仕方ない。あれだけ通りの良い声で滑舌良く論理的且つ聴衆の心を打つスピーチできる素晴らしい才能があるだけに、非常に勿体ない。
作用・反作用の法則というものが、この世には確実存在する。押してダメなら引いてみろ。これも大事。それができないから、一応は保守的な政策も打ち出す小池ゆり子に票が流れてしまったのだ。この10年間、もう少し押し引きを上手くできていたならば、また違った結果になったかもしれない。鳥越を食う存在になった可能性は否定できませんよ。
まったくの妄想だけど、したたかな小池ゆり子が桜井誠に要職を与えたら面白いと思った。そこで政治の押し引きを学ばせ、自身の本当の主張はそれを行使できる時まで待たせる。そしたら世の中少しは良い方向に変わるかも。まぁ桜井氏は受け付けないだろうけど。
その他にも耳を傾けるべき候補がいたとは思うけど、なんせメディアがろくに報じないのでよく分らない、というのが実際のところです。民放での扱いが「主要3候補97%:その他3%」これじゃあ知りようが無いべさ。ラップで語る自営業の人とか「すげーw内田裕也もビックリw」って思ったけど、そんなのに7000票も入れてる人間がいたことの方がもっと衝撃的だったくらいかな。
それにしても既存メディアのバックアップは、恐ろしいほどの戦闘力がまだまだあることを実感しました。鳥越の政策・思想等々、その中身を知れば、いわゆる泡沫候補もいいところ。4605票の武井直子と同類です。でもメディアの力を借りて、長年キレ者として演出されてきた。そして、テレビ・新聞は嘘をつかないという思い込み、戦後教育という枠組みの中で育ってきた人たちの価値観では、そういう輩の本質を見抜けない。洗脳されていることにさえ気づいていない。だから134万もの票が鳥越に投じられた訳です。
受動的メディアのテレビ・新聞。能動的に情報収集することを求められるネットメディア。この違いが決定的な差だということですね。これら何年先かは分らないけれども、ネットメディアが受動的メディアに変わる時、それが時代の変わり目になりそうですね。
SEEEEE YOUUUUUU!!


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