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NHK連続テレビ小説「まれ」の失敗

 「あまちゃん」からこっち、NHKの朝ドラを習慣的に観ているんだけど、今回の「まれ」については本日(8/8)で脱落しました。どんどんつまらなくなるどころか、腹が立つ展開だらけで苦痛っていうレベルです。朝からこんな気分にさせるなよと思う訳ですよ。なんでこんな風になったのか、振り返ってみましょう。

●原因1:「あまちゃん」の二匹目のドジョウ作戦失敗


 今回の脚本家は「あまちゃん」のような軽妙なタッチのコメディが苦手なんだと思います。ギャグっぽい場面が要所であるんだけど、笑えるところはほぼ無くダダすべり。登場人物なんかも「あまちゃん」と同様に大勢登場させて、賑やかさを演出しているけれども、ガッツ石松や中川翔子など、ほとんど必然性の無いキャラがいたり無駄が多い。現代劇の都会と田舎を行き来するフォーマットも、パティシエになるという主人公の目標に対して、大きすぎる弊害でしかなく、この部分が一番のネックになっています。一子の扱いとかどうするんでしょうか?



●原因2:遠距離結婚ってなんですか?


 結婚ってそんなに軽いもんじゃないでしょう。結婚とは二人の男女が一つになり、苦楽を共にして生きてゆくことを誓ってするものです。それを「あまちゃん」と同じノリで突っ走ろうという魂胆が、非常に浅ましく感じます。主人公の二人はまだ若いしそれぞれ目標があるんだから、本来なら遠距離なら恋愛で十分なんですよ。それを遠距離結婚なんて、あまりにも軽々しく扱いすぎです。なんかね、脚本家の結婚観とか何となく透けて見えるようで、凄く嫌な気分になりますね。そもそもこんな舞台設定とストーリープロットにすること自体に無理があるんです。



●原因3:ストーリーに夢が無い


 主人公の希は、師匠からフランス修行を提案されます。しかし夫である圭太を支えるために断念し、田舎の能登に戻ってしまいます。恐らく能登でケーキ屋をオープンさせてめでたしめでたし、というような終わり方になるんだろうけど、ドラマなのに何の夢もありません。浅ましいストーリープロットがここで邪魔をしている訳です。

 打算によって人生における大きなチャンスを逃してしまった現実を、「夢や目標より家族や仲間との絆がもっと大事」という物語の大テーマで押し潰し、うやむやにしようというやり方には怒りすら感じますね。ドラマだからこそできる夢を見せてほしい。パティシエの夢はどこにいったの!?



●原因4:夢と現実の使い分けが逆では?


 このドラマは夢とするべき部分と、リアルな現実の使い分けが非常に下手だと思います。師匠の大悟をありえないほどの偏屈男に描いたり、料理の巨人のような対決番組に出演させたり、それこそ夢のような展開をする一方で、大目標である世界一のパティシエの夢は、夫の都合で・・・という現実であっさり諦めます。作者とプロット上の都合で登場人物を振り回しすぎ。これでは登場人物たちが可哀想です。



●原因5:登場人物に感情移入できない


 こうしたドラマの造りは、登場人物への感情移入を阻害させることにも繋がっています。人物設定が甘い上に、都合よくキャラクターが動かされてしまうので、そこから観る側が違和感を持ってしまうんですよ。このキャラ本当にそう思っているんだろうか?とかね。演者の皆さんも相当苦労されているんじゃないでしょうか?



●原因6:男性キャラの扱いが酷い


 魅力的な男性キャラがあまりいない。中村敦夫、田中泯、小日向文世ら重鎮クラスはともかく、その他はみんな情けない男として描かれています。希の父、徹(大泉洋)なんかは特に酷くて、何の救いもありません。Web会社を立ち上げるくらいのやり手なら、いくらでも引く手あると思うんですがね。今朝(8/8)の回では、親子の絆の場面を見せて救済されたように演出してましたが、都合の良い雑なまとめ方という印象しか残りません。感情描写が浅すぎます。今後のクライマックスに向けてもう一度挽回させるのかもしれませんが、ここまで魅力の無い扱いをされたら、何を今更ですよ。大泉洋の無駄遣いです。


▼あまりにも酷い扱いの大泉洋
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●原因7:作者と視聴者の感覚が乖離している?


 若手で唯一魅力的だったのはパティシエの息子役、柳楽優弥ですね。希の夫は精神的に未熟なお馬鹿ちゃん設定なので、未だに別れてこっちと付き合った方がいいのにと思っています。パティシエの修行も再開できるしね。ここの部分については、少なくとも我が家の家族3人は皆同意見です。なんかね作者と一般人の感覚が乖離してる感じがします。上述した、登場人物に感情移入できない要因の一つが、これじゃないでしょうか。


▼我が家イチオシの男・柳楽優弥
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●原因8:演者に責任は無いのか?


 よく芸能ニュースでは主演の人が視聴率を左右するかのように報道しているけれども、要因の一つにはなっても、決して大きな要因にはならないと断言します。優れた作品なら、誰が演じても楽しめるからです。問題が発生するのは、キャスティングの責任者のセンスや、そこに政治的な力で某巨大集団の演技素人たちが割り込んでくる場合です。こんなの本来は誰も望まぬことです。最近のドラマがクソだらけなのは、それが最も大きな原因でしょ。


▼あなたの責任ではありません土屋太鳳さん
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というわけで、次の朝ドラに期待します。

SEEEE YOUUUU !!




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