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BMWのNEW-X1試乗記

おはこんばんちは!
「あさが来た」が毎朝楽しみな蝦夷METALです!

今宵は先日販売が開始されたBMWのNEW-X1試乗レポを書きます。

雪が降ったりやんだり酷いコンディションの中、昔から懇意にしてるディーラーさんに行きました。

 ディーラーに入ってすぐのところに展示された新しいX1は、旧モデルと比べるとハッキリと一回り大きく立派になっていました。すぐ後ろに展示されていた兄貴分のX3にも引けを取らない存在感です。オプションカラーのブロンズ色は個性的だけどオイラはパスかな。

▼画像は某BMWディーラー様のブログから拝借(写真撮るの忘れたんだわ)
20151029-1.jpg

●ザックリと主要諸元


【ボディ・カラー】チェスナット・ブロンズ(オプション・カラー)
【エンジン】直列4気筒DOHC
【総排気量】1,998cc
【最高出力】141kW〔192ps〕5,000rpm(EEC)
【最大トルク】280Nm〔28.6kgm〕/1,250-4,600rpm(EEC)
【駆動方式】4輪駆動
【トランスミッション】電子油圧制御式8速AT
【燃料消費率JC08モード】14.6km/l

●エクステリア


 ルーフからCピラーにかけての造形は2シリーズのアクティブツアラーとかなり似ているけれども、ウインドウから下はかなり筋肉質な面構成で、都会的だけど野性味もあって画像でみるよりずっと恰好良いです。2シリーズのアクティブツアラーと同様FFベースになったことで、鼻先が短くなったけれどもバランスは良くとれていて、不恰好な印象は全く受けませんね。最近のBMWはデザインが上手いわ。

●インテリア


 室内の広さはFF化の恩恵を一番受けたところですね。180cmのオイラが運転席でゆったり目のポジションを取っても、後席は膝の前に拳1個入る程の余裕。天井も高いのでとても広々感があり、この辺がFRベースだったこれまでのモデルと一番違うところですね。この空間創りはミニ・クロスオーバーあたりのノウハウも確実に活きてそうです。ただ、横幅が1810mmとかなり広がったので、室内の横方向も広がったか?というと、多少は広がったけれどもドアが肉厚なので相殺されてますね。

 荷室も広いですね。パッケージングが上手くなって、二重底も深く余計なものはここに仕舞っておけるでしょう。サイドのボタンを押せば後部座席は倒れるし、トランクもボタンを押せば自動で閉まるし文句無し。

●ドライビングポジションを取る


 これはもうバッチリ決まります。余程の規格外の体型でない限り、どんな人でも凡そ満足できると思います。特に強調したいのはハンドルの前後調整範囲。少し前の欧州車ってのは、手足の長い白人を標準として考えていたので、ハンドルがやや遠かったんですよね。一番手前に引いてもなおです。でもこのX1や、新しいMINIのハッチバックなんかもそうだけど、可動範囲がグンと広くなったので適切なポジションを取れます。運転席から眺めるインパネまわりの佇まいは、最近のBMWの様式通りです。前後左右の視界も不満点無し。

 それでは発進。店長とは勝手知ったる仲なので、かなり自由に走らせてくれます。長年のお付き合いっていうのはこういうところで活きてきますね。

●ハンドリング


 操舵感は程よく軽いですね。初代のX1とか1シリーズなんかは、女子にはちょっと厳しいくらいガッシリ重くて、これパワステなの?と思えるレベルだったけれども、シットリスルスルと操作できます。ガサツな感覚も無く本当に滑らか。また、普通に走る分にはFFベースの4WDということはほとんど意識できません。FFベースでも流石はBMW基準ですわ。系列ブランドのMINIとは明らかにランクが違います。

 限界域での挙動なんかは知りません。ていうかね、一般人がそんな領域なんかじゃ走れませんよ。素人なんぞ精々タイヤ鳴らしながらコーナー曲がる程度で、中谷明彦の如きドライビングなどとてもできませんて。逆に言えば限界域の素性云々だけプロの記事を参考にすれば良いと思います。だからフィーリングが良ければそれで十分なんです。

●乗り心地


 オプションの19インチでもすっかりランフラットタイヤを履きこなしてます。厳密に言えば、深いマンホールで若干の突き上げ感はあるけど、十二分に許容範囲。10年前の採用し始めの頃とは雲泥の差です。ランフラットのコントロールを完全にモノにしたと思いました。18インチだったら柔らかいのが大好きな日本人でも文句出ないでしょう。勿論足回りが柔らかいわけでもなく、そこはドイツ車、ガッチリしていて、低レベルなふらつきなど皆無です。

●8速ATのフィーリング


 素晴らしいです。なめらかにシフトアップしつつも程よく節度感があります。国産お得意のフィーリングガン無視のCVTとはモノが違いますわ。ちょっと脱線するけど、あれって燃費以外のメリット何にもないですよ。モワァ~っとした絞まりの無い加速・・・クルマ好きであれで満足してる人なんて絶対居ないと思いますね。

●エンジン


 伝家の宝刀ストレート6のような官能性は無いけれども、素直に良いエンジンですね。NAのようなフィーリングで6000rpm+αのレッドゾーンまで綺麗にシュワーンと吹け上がります。あぁ気持ちイイ。この後、X3のディーゼル車にも試乗したけど、やっぱしガソリンエンジンの方が音も含めて絶対的に気持ちイイですわ。実燃費は11~12くらいでしょう。冬で10切るかどうかくらいでは?

 もう一点強調しておきたいのは、アクセルのON/OFFでエンジンが前後に振れるような感触が全く無い。系列ブランドのミニとはここが決定的に違います。あちらは6ATっていうのもあるのかもしれないけど、アクセルの急激なON/OFFでモロにエンジンの振れが来る。このショボイ感触にはガッカリさせられます。

●価格


 絶対的な車両価格は高いけれども、クルマの出来を考えれば十分妥当だと思います。試乗車は、デビューパッケージということで革シートになったり、19インチホイールがついたりしてますけど、ぶっちゃけここまでは要らない。このパッケージオプション40万円をプラスすると500万円を超えます。そこに金を払うなら、冬のタイヤ&ホイールセットに回した方が賢いと思いますね。豪華なのが好きな方はどうぞ、って感じですかね。ただ、5年後買い換えるような人ならば、BMWはお得意のバリューローンがあります。ノーマル車なら実質元金350万円くらいで買えるかな?と考えれば、近年価格が上がってきた国産車とは、十分比較対象になりえると思います。

●総評


 うん、凄く良いクルマです。何もかもが及第点じゃなくて高得点。どこにも穴が無い。そして気持ち良く楽しい(ここが凄く大事)。ここ数年のBMWは確実にクオリティが上がったな、ということを実感しましたわ。北海道の冬を考えるとボディサイズ的にもベストチョイスの1台になると思います。VW&Audiグループは不祥事続きです。北海道ではこれまで我が物顔だったAudiから確実に顧客を奪えるでしょう。

SEEEEEEE YOUUUUUU!!!




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Theme: 時事ネタ | Genre: ニュース
Category: クルマ

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